住宅検査員とは?その求人・募集の情報も
住宅業界の仕事の1つに、住宅検査員というものがあります。主に、建築士の資格を持つ者が行いますが、一部については建築士の資格がない者が検査員をしているケースもあります。
この住宅検査員という職種の仕事内容や求人・募集情報をお知らせします。
住宅検査員とは?
住宅検査員とは、ズバリ住宅の建物を検査する業務を行う人を指します。この名称は広い意味で使われていることが多く、主な以下の業務を行う人たちを指しています。
- 新築工事が適切に施工されているか検査する
- 増改築・リフォーム工事が適切に施工されているか検査する
- 既存住宅(中古住宅)の建物の劣化状態を診断する
- 新築・既存住宅およびリフォームの瑕疵保険の現場検査をする
- 住宅・建物の定期的に点検する
つまり、新築やリフォーム工事の途中や完成段階で施工品質を検査したり、中古住宅の建物の状態を把握したりする業務を行う人を住宅検査員と言うわけです。
それぞれの業務を細分化していくと、別の呼称が使われているケースも非常に多いです。例えば以下のとおりです。
- 既存住宅(中古住宅)の建物の劣化状態を診断する人 → ホームインスペクター、ハウスインスペクター、住宅診断士、
- 新築・既存住宅およびリフォームの瑕疵保険の現場検査をする人 → 瑕疵保険の検査員
検査会社によっては、また別の名称を付けていることもありますので、慣れない人には少し複雑に感じることもあるでしょう。
なお、住宅検査はホームインスペクションや住宅診断とも呼ばれることがありますが、言葉の使い方は人や会社によって多少の違いがあります。
住宅検査員の資格
住宅検査員の仕事は、募集する会社や業務内容によって資格が異なりますが、多くの場合、一級建築士・二級建築士・木造建築士のいずれかの資格は必要とされています。
建築士の知識や経験が活用される仕事内容ですので、当然と言ってよいでしょう。
しかし、既存住宅(中古住宅)の建物の劣化状態を診断する人は、建築士の資格だけでは不十分であり、既存住宅状況調査技術者の資格も必要です。この資格は建築士が、特定の講習を受講することで得られるものですので、それほど敷居が高いわけではありません(建築士の資格の方が遥かに難易度は高いです)。
現在の住宅検査員の募集・求人情報
全国各地で第三者の立場でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行うアネストでは、全国で幅広く住宅検査員を行う一級建築士を募集しています。
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